youth!!
「美保!山田さん!ついたよ!」
「んぁー‥ん?ついた?」
まだ寝ぼけてる美保。
今まで起きてたかのようにすくっと立ち上がる山田さん。
バスから降りると、夕方の風がとても心地よかった。
目の前に広がる白い砂浜。
後ろには、大きくて綺麗な家が立ち並ぶ。
「こっち。」
山田さんに言われるまま5分ほど歩く。
「ここ。別荘‥」
立ち止まったのはベージュと茶色の綺麗な家。
家っていうか‥なんて言うの‥城!?
とにかく大きい。
海を見渡せる大きなテラスがついている。
「うわぁー!」
「すっげー!!」
「やばーい!」
興奮する3人。
やばいやばい!!
「中入ろ??」
「うん!」
「お邪魔しまーす‥」
中も綺麗。
立派な玄関に、オシャレな証明のついたお風呂。
西側を覆う一面の窓ガラス。
白を基調としたオシャレなインテリア。
もちろんテラスも広い。
「なにこれ‥高級ホテルじゃん‥」
「やばーい!!」
興奮してはしゃぐ私たち。