youth!!


「ありがとう‥」

「いえいえ!一緒に飲む??」
そういってニコリとわらう。
しかし、いつみてもかっこいい‥

「あ、うん!」
まさかこんな展開になるとは‥

少しドキドキしながら砂浜に座る彼の横に座る。
人が一人分くらいの距離。

私は缶のプルタブに手をかける。

プシュッ

あけた瞬間噴き出す炭酸。
「わっ!」

噴き出した後も溢れだすあふれだす。

私は思わず立ち上がる。
「わわわ‥」

少しすると、それはおさまった。
私は缶をおいて、海にいって手を洗ってくる。

炭酸でベトベトの手よりかはましだ。
戻ってくると海くんがタオルをさしだしてくれる。

「あ、どうも‥」

「ごめんなー、俺が走っちゃったから。」
「大丈夫だよー‥急に溢れでてきてびっくりしたぁ。」
私がそう言うとくすりと笑う彼。

「俺、どうしようかなー‥」
「なにが?」

「この炭酸をあけるべきか。」
少しいたずらっぽく笑う海くん。
私も思わず笑ってしまう。

私はもともと笑い上戸で、どうでもいいことでもよく笑う。








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