youth!!
「よかった。気にいってくれたみたいで。」
「うん。超お気に入り!あ、海くん勉強は?戻る?」
「今日はもういいや。ここきたらやる気失せた。」
そう言って笑う。
「こうして見ると海って広いねー‥」
私が呟くと海くんもうなずいてくれる。
「なんかここ来ちゃうとさ、勉強頑張ってる自分がちっぽけに思えてさ‥あー、なんかでかい事してぇ!」
急に海くんが叫ぶからちょっと驚く。
でかい事かぁ‥
「私ね、お祭りと花火大会、取り戻すんだ。」
思わず呟く。
「ん?」
「昔、海岸でやってた夏祭り、覚えてる?」
「あ、うん。楽しかったよなぁ、また行きたいなぁ‥」
「私たち、それを復活させようと思って!!」
すると、大きく目を見開いた後、海くんは笑顔になる。
「すげぇ‥すごいよ!!なっちゃん!」
「まだ、できるかわからないけどね‥」
「そんなことないって!絶対それ面白いって!やってよ!」
「海くんにそこまで言われちゃうと‥それに、クラスで宣言しちゃったからさ。あはは‥」