youth!!
というわけで、
あとは消防と町内会長への直談判か‥
「厄介なのは消防と町内会長だよね‥」
すると山田さんが手をあげる。
「それは大丈夫。」
「なんで?」
「私の親に頼めば一発OKでしょ。」
あ‥すっかり忘れていた。
山田さんの父親は社長でありながら市議会議員もつとめるというこの町1番の権力者だった‥
金と権力ってこわい‥
この場にいる全員が思ったことだろう。
とそこでるりちゃんが控えめに口をひらいた。
「あのさ‥ビーチバレーとかライブとかって私たちの学校だけじゃなくて、他校にも参加お願いできないかな?」
「そっか!そうすれば友達とか応援しにきてくれてもっと盛り上がるし、ビーチバレーもたくさんチームがあった方がいいよね!」
「でもさ‥他校って、県立見晴ヶ岡?」
「うん!あとは、私たちの出身中学、北中と南中!」
「中学はいいけど‥県立見晴ヶ岡はなぁ。だってあそこの女子たちってなんか私たちの毛嫌いしてるじゃん?」
「わかる!前私もすれ違った時馬鹿がうつるって言われた!だからブスがうつるっていい返したけど。」
皆ケラケラと笑う。さすが美保だ。