youth!!
私たちの可愛い制服とは対象的に、あの高校の女子の制服はとにかくダサい。
男子はまぁ普通なんだけど、
女子のダサさといったら県内No.1かもしれない。
それに、県立見晴ヶ岡と言ったらとにかく勉強勉強ばかりで、しかも校則も厳しいことで有名だ。
その上なぜかうちの学校は可愛い子が多い。
まぁつまり偏差値は低いが、県立見晴ヶ岡よりも私たち見晴ヶ岡女子の方が自由に楽しく毎日過ごしている感じだ。
それに可愛い制服に華やかな女の子たち。
勉強しないでキャーキャーしてる私たちをみてて面白い訳がない。
「どうしよっか‥まぁ私が行くしかないよね‥」
と、ここで美保が‥
「いや、ここは皆で行こう!四人いれば大丈夫だ!」
私はその言葉で思いだす。
「あ!あの、これ‥」
カバンから貝殻をとりだして皆に渡す。
「これ、うちらのお守りってことで!」
そう言ってニカっとわらう美保。
「黒‥好き‥」
またしてもニヤリと笑う山田さん。
「ありがとー!」
ふわふわとお礼を言うるりちゃん。
「よっしゃ、じゃあ明日、県立見晴ヶ岡に突入だ!」
「おぉー!」