youth!!
「いいじゃん!ゲットしちゃいなよ!」
「そうだよ、あいつらギャフンと言わせてやろうよ!」
盛りあがってる皆とは反対に私の胸にはさっきの言葉が突き刺さっていた。
ちょうどそこで分かれ道がきたので、まだ話したそうな皆にバイバイを言って私は一人で歩きだす。
"だいたい釣り合わないよ。海くんだってそう思ってるに決まってる‥"
たしかに、私はこれは恋かも、なんて勝手に思っていたけどそんなことないのかも‥
海くんは優しいからきっと誰にでも優しく接するだろうし
皆にあの笑顔をみせてるんだよね‥
それに、彼女はいないって言ってたけど好きな子がいるかもしれないし‥
私はその時気づいた。
私これってもう‥
海くんのこと好きなんじゃん。