youth!!
2
あれ‥ここどこだっけ。
あ!!
そうだ私図書館で勉強しようと思って‥
あーもう!
今何時!?
時計を確認すると8時前だ。
やばい!帰らなきゃ!
ってか私3時間も寝てた??
少し、いやだいぶ焦る。
外は真っ暗。
私はパタパタと教科書を閉じカバンをひっつかんで図書館をでた。
坂道を早足でくだる。
と、その時‥
チリンチリン
自転車のベルの音。
よけなきゃ。
私は右側による。
と、急ブレーキの音。
その自転車は私のすぐ前でとまった。
??
自転車に乗っていたのは県立見晴ヶ岡の制服をきた男の子。
その人が私の方を振り向く。
「これ、シャーペン。忘れものですよね?」
「‥あ!うわ、ほんとだ、急いでたから‥ありがとうございます!」
私は頭を思いきりさげた後彼の顔をよくみようと顔をあげた。
うっわー‥
イケメン。
暗がりでも十分にわかる。
暗くて髪の色はよくわからないけど、人懐こくて優しそうな目にスラリととおった鼻筋にかたちの綺麗な唇。
それになにより声がかっこいい。
こんな人と付きあえたらなぁ‥
なんてついつい考えてしまう。