youth!!
12
次の日。
私たち四人は、またしても県立見晴ヶ岡高校に向かっていた。
生徒会長さんからお呼び出しがあったから。
今日も冷たい視線をくぐり抜け、生徒会室へ。
ドアをノックすると、中から生徒会長さんがでてくる。
今日は意地悪な女子ふたりはいないみたい。
よかったぁ‥
「実は‥」
「何か問題が??」
「あ、いや。あの、うちの生徒たちからも好評ですよ。それで、いろいろともっと手伝わせて欲しいという声が多数‥」
「ほんとですか??」
「それで他にお手伝いできることがあればと思って呼んだんですけど‥」
「あの‥ライブの設営やお化け屋敷のスタッフとかってお願いできますか??」
「もちろん!」
それから、話がとんとんと進んでいく。
私たちはもう頼りまくってしまうことにした。
うちの学校の生徒会もいろいろやってくれてるみたいだし‥
ここまでは本当に順調だ。