youth!!
すると急に
相手の女子たちの中の1人が私を指差してこう言った。
「あんたみたいな勉強もしないバカが海くんと釣り合うわけないじゃん!私たちの海くんに近づいて無理やり巻き込んで‥ほんと迷惑だから!本人もそう思ってるよ。」
頭がクラクラする‥
やっぱり私なんか‥
とその時。
私は誰かの腕に引き寄せられる。
私が恐る恐るみあげると‥
「海くん!?」
すると相手の女子たちが言う。
「ほら、海くんもこの子たちに言ってやって!迷惑だって‥」
「勝手なこと言うんじゃねーよ。」
「え?だって‥」
「別に迷惑じゃないし。だいたいなっちゃんが近づいてきたんじゃなくて俺が近づいたの!なっちゃんにひどいこと言ったら許さないから。」
そう言って睨む海くん。
私は急展開についていけないでいた。
「海くん!目覚ましなよ‥?そんな頭の悪そうな子なんかやめてさ‥」
「お前らよりよっぽどいいよ!可愛いし優しいしよく笑うしいつも楽しそうで一緒にいて元気なれる。だから俺から近づいたの。わかる?」
海くん‥
私のことそんな風に思ってくれてたんだ。
海くんは続ける。
「それに皆だってほんとはお祭り、やりたいだろ?勉強ばっかでいいのかな、なんて思ってるやつ結構いると思うよ。この子たちみたいに夏の思いでつくりたいやつも。」
すると野次から声があがる。
「そうだそうだ!」
「お祭り楽しみにしてるよ!」
「俺ビーチバレーでる!」