youth!!
「そっか‥私もすごく後悔してる。夏海ちゃんが羨ましい。」
「あの‥私‥それでもやっぱ海くんのこと大好きで‥だからごめんなさい!」
私は頭をさげた。
海くんのこと好き。
大好き。
だから‥‥
「うん。わかってる。いい彼女さんだと思うよ!私、別れてから海とはちゃんと距離おいてるから。」
そう言って笑う。
「‥よか‥よかったぁ。」
私は安心する。
「でも‥もし少しでも優しくされたらまた好きになっちゃうかも‥」
そんなの‥私なんかかなわないに決まってる。
もし雪村さんが海くんに気持ちを伝えたら。
私は不安になる。
「あ、ごめんっ‥でもこれが正直な気持ちで‥とにかく、私たちの過去はこういうことだから。それじゃあ!」
そう言ってパタパタと走って行ってしまった雪村さん。
私はなにも言えなかった。