youth!!


「可愛いじゃん。」
「いいなー!女子校の彼女。」

「うん。すっげー可愛い。」
そう言ってニコニコしてる海くん。

「もう、なんか、私が恥ずかしいからっ!練習しなくていいの?」

「んー‥今日は終わりにしよっかなって話してたとこ。」
「そっかー‥」

とここで美保が‥
「えー!せっかくビーチバレーやりにきたのに!」

皆終わりにしようってなったはずなのに‥美保は昔からそういうとこあるよなー。
無邪気なんだか鈍感なんだか‥
でも皆いい人みたいで美保のわがままを聞いてもう少しビーチバレーやってくれるみたい。

ビーチバレーか‥
私は苦手だな。
1人でみてよっかなー‥


と、その時。
「ごめん。俺ら抜けるわー!あとよろしく!」

そう言って私の手をひいて歩きだす海くん。

すると、後ろから声がきこえる。
「海の彼女さーん。お祭り楽しみにしてる!」
「ありがとなー!」
「俺もめっちゃ楽しみにしてっからー!」


私は振り向いて会釈した。
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