youth!!
「え!えぇ!おうち!?いいの?」
「うん。2人きりになりたくて。」
「あ‥うん。」
嬉しいな。
会話が途切れる‥
するとまた思いだしてしまう‥
雪村さんの話。
正直、こうしている今も不安でしょうがない。
だって‥海くんと雪村さんは同じ学校で、雪村さんは海くんのことが好きで‥
海くんだってあんな可愛い人に告白されたらどうなるかわかんないし‥
「なっちゃん‥?」
急に顔をのぞきこまれる。
「あ、なんでもない!ぼーっとしちゃった!ごめん。」
「‥なっちゃん忙しいのもわかるけど‥俺と一緒にいる時くらい、全部忘れて俺のことだけ考えて欲しいな。」
「え!あっ、うん‥もちろん!」
いや、ほんとは海くんのことで悩んでます‥なんて言えないし‥
海くんに言ってしまおうか。
雪村さんと話さないで欲しいって。
でもそんなことしたら嫉妬深い嫌な彼女だよね‥
「あ、ここ。俺の家。」
「うわ‥大きい。」
想像してたより大きくて綺麗な感じの家。
「両親仕事忙しくて家いないから。あがって?」
「あ、はい‥お邪魔します‥」