俺のもんだろ Ⅲ
そういえば、こいつ
ペットボトルの飲み物
飲むときも、両手で
持って飲んでたり…
「あ…」
ぱっとひらめいた俺は自然と
声を漏らす。
「へ…?」
「お前、ハムスターみてぇ」
間の抜けた声を出す美夜に
俺は笑い混じりにそういう。
「…それ、褒めてるの…?貶してるの?」
「貶してはねーよ」
…まぁ、褒めてもねーけど。
「褒めてもないってことでしょ」
美夜にしては鋭い勘に
俺は相当驚いた。
…こういう日もあるんだな……