俺のもんだろ Ⅲ



そうこうしているうちに時間になって、



あたしと悠雅はそろって家を出る。





バイトをしに行くっていうのに、


遊びに行くみたいにわくわくしている



あたしを、悠雅が横目で見ると言った。





「はしゃぎすぎてコケんなよ」





「そんな子供じゃないですよーっ」




呆れたようにいう悠雅にカチンときた


あたしは、少し頬を膨らませながら言った。







「はいはい、わかったよ」



と言って悠雅はさっさとあたしから



視線をそらした。








< 40 / 75 >

この作品をシェア

pagetop