小さな恋心
俺が気持ちをぶつけたら、
少しでもお前の気持ちは変わるのか??
―――...変わらないよな。
だってお前はそいつが好きなんだから。
俺はズルをするしか方法がねぇじゃ
ねーか。
少しでも俺に気持ちが傾くように
毎日お前を屋上に呼び出して、弁当を
作らせた。
ついお前を見ていると意地悪したくな
ってしまう。
早く、お前の言葉が聞きたくて―――....
けど、やっぱりお前は泣きながら
あいつのとこに行くんだな。