小さな恋心






 何日かして、文化祭も終わって

 全然話さなくなった俺たち。





 いや、俺が話しかけられないんだ。



   

 だけど、




 お前に呼び止められた。




 心臓が止まりそうだった。




 俺の名前を読んで、

 俺の顔を恥ずかしそうに見て

 体を震わせながら、お前は言ったよな?









 俺のことが、好きだっ...て。







 その言葉を俺がどれだけ待ち望んでいたか

 お前にわかるか??




 走って、走って走って...やっと



 
 やっとお前を捕まえた。







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