俺様彼氏と女王様。
そして制服だけが先に出来上がった。



「寧音がこれ着んの!?やべぇ…。」

「カワイイでしょ~!!」



男はシンプルに昼は白、夜はグレイのシャツと黒パンツ。



それに黒いロングエプロン。



女はやけにフリルが多いブラウスに黒のスカートと、フリルが見える程度に開いたエプロン。



それに黒いヒール高めのパンプス。



こんなんで働けますの?



「着て!!」

「ヤダ!!」

「何で!?」

「当日まで着ない!!今来たら教われそうだもん。」



寧音って俺の事よくわかってる。



だって俺、絶対襲うもん。



柊太と慎也は着実に店を作り上げて行く。



俺の頼んだテーブルや観葉植物が並んでる。



最高っス~!!



「日向、あたし夏休み後半はいないからね?」

「何でだよ!!」

「写真集撮りにバリ島。」



マジかよ…。



どのくらい離れるわけ!?



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