俺様彼氏と女王様。
ソファでぐったりするあたしとは裏腹に元気過ぎるセクハラオーナー…。



早く服直さなきゃ…。



あたしが起き上がると日向は髪を直してくれた。



「プチ遠距離だな。」

「だね…。あたしも日向がいなかった時は寂しかったよ?」

「そうなのか!?寧音も寂しいとか思うのか…。」



思うって…。



どんだけあたしを冷血女だと思ってんだか…。



「浮気しないでよ…。」

「しねぇから。そのかわり寧音が帰って来たらヤバイと思うけど。」



日向は浮気なんてしないよね?



って言うかしたら殺す!!



「明日は仕事で見送り行けねぇけど気をつけてな?」

「うん…。日向もね?」

「はいはい。」



やっぱり寂しい…。



日向から元気をもらってるあたしとしては…。



「離れたくない…。」

「ワガママ言うな。」



そう言いながらも日向は抱きしめてくれた。



早く終わらせる為に頑張るからね?



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