俺様彼氏と女王様。
【寧音】



ここはどこ?



あたしは何してたんだっけ?



真っ暗な部屋の中で目を覚ますと、冷房で冷えた室内にいた。



「バイト!?」



そう言えばバイトが終わって日向と休憩しようとしてオーナー部屋に入ったままだったんだ!!



あまりにも疲れ過ぎて寝ちゃってた…。



今何時!?



スカートの中の携帯を開くと21時の文字が…。



どんだけ寝てたの!?



どうしようか迷った末に店を覗いてみた。



「すごっ!!」



昼間と変わらぬ光景…。



でも客層が違ってる。



20代の雰囲気になってる。



「お前何してんの!?」

「日向!!何か日向の部屋で寝ちゃってた…。」

「バカか!!」



って言うかその夜服も似合う~!!



何かグレイのシャツが日向を大人にしてる感じ!!



カッコイイ…。



「働く?」

「帰る。」

「遅いからタクシーで帰れよ?俺と柊太は22時まで働いたら終わりなんだけど裏でやる事あっから遅くなる。」

「わかった!!」



あたしはタクシーを呼んでそのまま天道家に帰った。



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