俺様彼氏と女王様。
夕方になってレジェに足を運ぶと、まだ昼営業が終わってなかった。



夕方の5時から6時までは店の片付けの時間だから今は昼のラストオーダーの時間だ。



「あ、寧音!!着替えて皿洗いして!!」

「うん!!」



日向も笑顔で忙しそうに働いてた。



制服に着替えて溜まってるお皿やコーヒーカップ達をさらっと水洗いしてから洗浄器にかける。



出てきた熱い食器を少し冷ましてから棚に戻した。



その作業を繰り返してたらバイトの子があたしの隣に立った。



「何かもっとツンツンしてるのかと思ってた。」

「えっ!?どういう意味!?」

「だって『あたしモデルだから皿なんて洗ってらんないわよ』みたいなんだと思ってたもん。」

「そんな事ないもん!!仕事は仕事!!」

「だから見直しちゃった。夜も頑張ろうね!!」

「うん!!」



バイトって楽しいんだね!!



頑張る気力が湧いてきたよ!!



< 174 / 712 >

この作品をシェア

pagetop