俺様彼氏と女王様。
店の片付けもスピーディに済ませて後は夜開店までの30分は休憩だ。



あたしは二つのコーヒーを持って日向とオーナー部屋に引きこもる。



「だりぃ~…。」

「お疲れ~。」

「撮影どうだった?」

「まぁ普通。あっ、先輩モデルが働きたいって言ってたよ?」

「マジ!?雇う!!」



この店、このままだったら皆倒れちゃう。



絶対人が少ない!!



「1ヶ月もすりゃ落ち着くから人はあんまり増やさない。雇うのは昼働けるモデルだな。」

「そうなんだ。じゃ、先輩モデルに1回会ってね?」

「おう。それより制服やべぇ。」



そう言ってキスされた。



日向の髪からコーヒーの香りがする。



いつもつけてる香水の代わりにコーヒーだ。



それもイイ…。



「ちょっ…。どこ触ってん…の!!」

「時間ねぇよなぁ~…。ヤりてぇ~…。」



やっぱりそんな時だけ元気になるんだ…。



でも休憩は残り20分。



絶対終わらないからムリ!!



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