俺様彼氏と女王様。
今日は早めに店から上がって寧音と一緒に帰った。



久しぶりに一緒の風呂だ。



「背中~。」

「キスマーク着けないでよ!?」

「何で…。」

「皆の前で着替えるの恥ずかしいから!!」

「そんな事か。」



久しぶりに寧音の背中にキスマークを着けた。



俺だけの背中だ。



「チュウしたい…。」

「寧音からすれば?」

「ヤダ。日向からがいい…。」



仕方ないからキスしてやる。



でも浅く。



寧音が本気になるまで俺は焦らし作戦を結構する。



キスをやめて寧音を見ると物足りなさそうな顔で見つめられた。



「足んないの?」

「そんな事ない…。」

「そ。じゃ、上がるか。」



素直じゃねぇの。



でも『もっとして?』とか言われたら俺、確実に壊れる。



風呂から上がった俺は寧音と同じベッドに入る。



慎也の為に店に運んだベッド。



実は俺が寧音と寝たいから運んだ。



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