俺様彼氏と女王様。
そう思いながらもフロアで笑顔だ…。



「日向、そろそろ0時!!」

「マジ!?じゃあやりますか!!」



これで今日の最大の山は乗り切れる!!



店の中でカウントダウンをした。



「「あけましておめでとうございます。今年もスタッフ共々レジェンドをヨロシクお願いいたします。」」



いつ練習したかわからない台詞をスタッフたちが言って明けた年。



後数時間でこの地獄のようなパーティは終わる!!



「今年もヨロシクね?」

「こちらこそ。」



寧音との会話も程々に、俺達は動きまくって働きまくった。



3時閉店の店。



常連さん達を帰してやっと一息つける…。



「皆お疲れ様…。今日の分はボーナス出しときま~す…。」

「さすがオーナー!!」

「自分にも出したい…。でも片付けてから寧音にもらいま~す。」

「あははははっ!!オーナー壊れた~!!」



俺は正気だよ~ん。



< 314 / 712 >

この作品をシェア

pagetop