俺様彼氏と女王様。
久しぶりに寧音と同じ時間にベッドに入った。



頭の中は『お兄ちゃん』でいっぱいな俺…。



凜姉みたいな妹はイヤだな…。



「何考えてんの?お兄ちゃん。」

「お兄ちゃん言うな…。」

「それよりさ、仲直りエッチしない?」

「はい!?あなた誰!?」

「あたし、日向に会いたかったの…。」



どこで覚えてきたかわからない台詞にドキドキした。



お兄ちゃんは少し考えるのを辞めよう…。



「脱がせてヒナ。」

「あい。」



寧音が積極的なら仕方ないよな。



据え膳食わないと恥じだし?



いただきます。



「ヒナッ…そこヤバい…。」

「んな事言われると俺もヤバイ…。」

「オヤスミ…。」



は!?



誘ったくせに寸止めかよ!!



マジムカつく女…。



次の休みはバレンタインか…。



俺、その前に爆発するな。



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