俺様彼氏と女王様。
夜に寧音にテストの事を話した。



「すっかり…忘れて…。」

「仕事入れたのか!?」

「入れちゃった…。」

「どうすんだよ…。兄弟揃って留年か!?」

「ヤダ…。マジどうしよ…。」



俺は適当に調節出来るからイイけど寧音はそんなに器用じゃない。



こんなにバカだとは…。



「最後の手段だ。」

「最後?」

「世界一の威厳でワガママ言っちまえ。」



もうそれしかねぇだろ…。



寧音の評判が悪くなるくらいだ。



「バカじゃないの!?あたしがワガママ言えると思う!?」

「だったらイージーに頭下げて代わってもらえ。」

「そう…します…。」



今の寧音の代わりが勤まるのはイージーくらいだろ。



俺はタイシに何て絶対頭下げねぇけどな。



「ヒナ君、イージーに電話して?寧音たん英語喋れない…。」



寧音たん…。



かけてやるか…。



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