俺様彼氏と女王様。
日向の愛情度数が気になったあたしは少し試してみる事にした。



「男といるかもね。」



あたしがそう言うと日向は一瞬何かを考えたような表情になった。



普通なら怒られるよね?



これで怒らなかったらあたしは日向に愛されてナイのかも…。



「誰…。」

「教えない。」

「俺の事嫌いになったのか?」



その質問は今は答えたくない…。



だってケンカしてるのに『好き』とか言えナイもん…。



「別に…。」

「そ…。ってか…。マジ?」

「うん。」



あたしがそう言うと日向は頭をかきながらあたしに背を向けた。



怒らない…。



『帰って来い!!』の一言はナイの?



「ヒナ…。」

「ん?」

「あたし…。」

「もうイイから…。ごめんな…。」



そう言い残して去って行ってしまった…。



ダメージ受けちゃったじゃん…。



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