俺様彼氏と女王様。

【寧音】



日向が最高に怒ってる…。



触り方がいつもと違うんだもん…。



「髪乾かして。」

「うん…。」



日向の髪を乾かしたらあたしも日向に髪を乾かしてもらう事になった。



いつもより荒い手つきで髪を乾かして行く日向。



あたしがやり過ぎたのかな…。



素直に実家帰ればよかった…。



「部屋行くぞ。」



あたしは今から食べられてしまうのでしょうか…。



今日は本当に反省したのに…。



「仲直りしようか寧音。」

「うん。」

「じゃ、脱げ。」

「何でそうなんの…。話しをしようよ話しを。」

「そう？じゃあ言いますよ。八つ当たりした揚げ句出てけとか言ってごめんなさい。」



おぉ!!



日向が謝った!!



「あたしも家出してごめんなさい…。」

「琉伊ん家にいた事黙ってたのは俺に心配かけたかったわけ？」

「うん…。」

「ふ～ん。心配したし男といるとか言われてマジへこんだ。」

「ごめん…。」

「マジで死にそうだったし。」



ごめんなさい…。