俺様彼氏と女王様。
【寧音】



3年生になったあたしたち。



もちろん今年も仲良しメンバーがそろってるクラス!!



でもお兄ちゃんがいるのが多少気に入らない…。



「何か日向と校舎歩くと男の子たちが頭下げるのはなんで?」

「さぁ?俺もよくわかんないな。」



あたしと日向は3年生になってから一応仕事をセーブして学校に専念することにした。



それでも忙しいけど、来年は日向と一緒にアメリカで暮らすんだ。



だから今のうちに日本での時間を楽しむの!!



「寧音、俺図書室に行きたいんだけど。」

「何しに…。」

「決まってるでしょ?本借りに行くんだよ。寧音は何か他の事想像しっちゃた?」



仕事を減らしてもあたしと日向のすれ違いの生活は変わらないまま。



だから日向は相当欲求不満みたい…。



「一人で行けばいいんじゃない?」

「寧音しゃんと行きたいな…。」



だから子犬顔はやめてって…。



この顔に弱いあたしは日向と図書室に行く。



本当に日向はずるい…。


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