俺様彼氏と女王様。
【日向】



寧音の奴、かなりキテんね。



だって授業中の俺をチラチラ見てる…。



「何?」

「別に?ただ、メガネ日向もカッコイイなぁ~って見てたの。」

「佐伯さん、今は授業中。黒板見てください。」

「優等生日向萌え~!!」



マジヤバくね!?



寧音がおかしくなってしまった…。



いや、帰って来た時から薄々気付いてた。



「今日は抜けるんだっけ?」

「うん。3限目に抜ける~。」

「俺今日は遅いから先に寝ててね?」



俺がそう言うと寧音は最高残念そうな顔をした。



その顔もカワイイからイジメたくなる…。



「寂しい?」

「少し…。」

「じゃあ次の授業抜けてイチャりに行こうか。」

「どこに!?」

「内緒。」



明るい顔になった寧音は黒板に目をやりノートを写し始めた。



わかりやすい…。



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