俺様彼氏と女王様。
チャイムが鳴って終わった授業。



「俺ら次サボり~。」

「次は華衣チャンの授業だぞ…。」

「うん、でも寧音が俺不足で壊れそうなんだよ柊太。」

「なら仕方ないな…。」



柊太には華衣チャンに謝っててもらうことにして、俺達は教室を出て歩き出した。



珍しそうに俺と寧音を見る新入生。



「1年生の女の子が顔赤い…。」

「ヤキモチ?」

「違うもん…。」

「寧音カワイイ。」



俺がそう言うと、寧音の顔が一気に赤くなった。



マジカワイイな…。



今すぐここで食っちまいてぇ。



「どどどどどこに向かってるの!?」

「ん?サボりと言ったら保健室。」

「何で!?」

「ダメ?それとも図書室行きたいの?」



寧音の不満そうな顔!!



マジ最高なんだけど!!



「保健室でイイです…。」

「じゃあ行こう。」



大丈夫だ寧音。



今日の保健室は誰もいない。



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