俺様彼氏と女王様。
次の日から始まった寧音の護衛。



寧音には朝に蓮司と昨日話した事を言っといた。



寧音は強いからそこら辺の男には負けないとは思うけど、所詮女だ。



しかもストーカーなんて何すっかわかんねぇし…。



「14時半に現場出て、事務所の車で次に向かうんだよな?」

「うん。次が終わったらレジェ。」

「レジェまでは蓮司が送ってくれるって言うから。レジェからは俺と帰るからな?」

「うん!!じゃあありがと!!ヒナも早く行って?」

「おぅ…。マジで何もなくてもマメに連絡入れてな?」

「そんなに心配しないで?」



そう言われても心配しない訳無い…。



俺は寧音を撮影現場に送り届けてから急いで仕事に向かった。



寧音のファンなのか…。



それとも身近にいる奴?



夕方に電話が来るって事は仕事してるか学生だよな…。



とにかく寧音の行動を把握してないって事はこの仕事に関わる人間じゃなさそうだ。



無言電話は非通知…。



誰だよマジで~!!



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