俺様彼氏と女王様。
【日向】



俺と寧音は取り合えず監視カメラの映像を持って警察署に行った。



「手紙だけだしね~…。まぁ周辺の見回りを強化してみます。」



それだけかよ…。



使えねぇ!!



「寧音、あんな感じの奴を見かけたら速攻逃げろよ?」

「うん。でも日向も気をつけてね?」

「そうだな…。」



誰だかわからないストーカーの正体…。



手紙の次は何だ?



絶対寧音との接触を避けなければ…。



「あたし撮影行かなきゃ!!」

「送るし。」

「いいよ!?今昼間だし!!日向も仕事遅れちゃう!!」

「じゃあタクシー乗れ。」



寧音をタクシーに乗せて俺も仕事に向かう。



寧音は俺に危害がくわわる事を恐れてる。



『日向の身体と顔に傷が出来たらあたしは死ぬ。』



毎日そう言われてる…。



でもそれより俺は寧音に何かあったほうが死ぬ。



しかもこんな状況で俺は明日から海外…。



マジで心配で不安。



撮影なら早く終わらせられるかもしれないけど、俺がやるのは時間が決まってるショーだ…。



< 497 / 712 >

この作品をシェア

pagetop