俺様彼氏と女王様。
左手が痛いまま家に帰った俺達。



気付けばもう明け方だ…。



「亜香里はマジ先に休めよ。」

「うん…。でもよかった~…。」

「心配かけてすいませんでした。」

「はい!!もうムリしないでね!?」

「あい…。」



亜香里は優しいな…。



イイ母ちゃんだ…。



それに引き換えこの親は…。



「Tシャツの代わりはレジェでいいぞ。」

「やんねぇって!!」

「ケチくせぇ事言ってんなよ稼いでるくせによぉ…。」

「蓮司のが稼いでんだからTシャツごときでグチグチ言うなよ…。」



もうほっとこう…。



シャワー浴びたいけどドクターストップだし…。



「寝ようか寧音。」

「うん…。」



落ち込んでる寧音と寝よう。



でもマジで利き腕じゃなくてよかった。



それに大事になんなくてマジよかった…。



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