俺様彼氏と女王様。
帰りの車の中、蓮司はタバコばっかり吸っててやや不機嫌。



「日向マジムカつく。」

「そうですか。」

「まさか日向にあんなにダメ出しされるとはな…。」

「蓮司だって俺にダメ出ししまくりだった。」

「互角…。じゃねぇぞ!?まだまだだ!!日向はまだ青い!!」



結構認めてくれてるみたいだ。



ゆっくりやりますよ。



俺が蓮司を抜いても、俺は蓮司を尊敬してるし。



うん、多分一生尊敬してると思う。



「腹減ったからメシくわしぇろ!!」

「日向のおごりな。」

「息子にたかんなよ!!」

「じゃあ寧音のおごりか。」

「そうしよう。」



蓮司の息子でよかった。



俺が蓮司の子供に産まれなかったら、俺は蓮司を越す気なんて起きなかったかもしれない。



俺も蓮司みたいな親父になりたい。



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