俺様彼氏と女王様。
気付けば1ヶ月くらいしてなかったかも…。



「ちょっとヒナ!?」

「何だよ。」

「何してるの?」

「潜り込んでんの。」

「何する気!?」

「さっきと逆パターン?」



そう言って布団に潜り込んでった日向のせいで…。



あたしは早速天に昇っちゃって…。



「ひー君ヤメテ…。」

「寧音ってこれが好きなんだ…。」

「もうヤダ~…。日向のがいい…。」

「エロ発言~!!」



復活した日向は最高だった。



そして溶けるように日向の腕の中で寝るんだ。



「日向超好きぃ…。」

「それはどうも。」

「日向も好き?」

「すげぇやべぇくらいな。」



ギュ~ッと抱きしめられた腕の力で愛の大きさを計って、おでこにされたキスで幸せに浸る。



日向はムカつくけどあたしを守ってくれて、そして全部の欲求を満たしてくれるんだ。



意地悪だけど理想の王子。



あたしだけの日向~…。



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