俺様彼氏と女王様。
【日向】



トイレに行くって言ったっきり帰って来ない寧音と、姿が見えない1年ギャル。



心配になった俺は柊太と一緒に寧音を探した。



体育館裏にほぼ使われてないトイレがある事を知ってたから最初にそこに行ったら寧音が水をぶっかけられてキレる寸前だった。



寧音にTシャツを貸した俺…。



寒い。



「何脱いでんの!?」



寧音が気にするとこってそこ!?



普通『怖かった~!!』とか『うわぁ~ん』って泣き出すんじゃねぇの!?



「大事な寧音が風邪引いたら困るから?」

「サービスし過ぎじゃない!?この子達顔赤くなってんじゃん!!」

「えっ?あ…。そう!!君達さ、俺の寧音イジメんのやめてくんないかな?」



本性出してブチギレたいとこだけど、後から寧音に怒られそうだから猫かぶりバージョンで行く事にした。



< 55 / 712 >

この作品をシェア

pagetop