俺様彼氏と女王様。
ずっと痛いのかと思えばたまに平気な顔してる亜香里…。



まだ産まれない?



「ヒナ、受け付けに診察券出して来て…。」

「はいよ。」



今はまだ夕方だから患者がいる…。



産婦人科にいる俺は軽く恥ずかしい…。



「日向君!?」

「そうなんですが今はそれどころじゃないっぽくて、あの…天道亜香里が腹痛いらしいので…。」

「あぁ!!天道さんですね!?あちらから2階に上がってください。」



そう言われて亜香里を連れて2階に上がった。



また痛そうだ…。



「天道さん、こちらへどう…ぞぉ!?」

「あっ…母親です…。」

「本物??」

「はい。それより母を…。」



若い看護師に軽くときめかれた。



案内された病室に荷物を置いて、よくわからない部屋の前で待った。



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