俺様彼氏と女王様。
1時間も2時間もあたしと日向はずっと座ったまま…。



開いたドアから出てきた蓮さんに声をかけた。



「大丈夫!?」

「まぁそれなりに?それよりお前ら帰っていいぞ?」

「嫌!!帰らない!!」

「深夜過ぎてもいいのか?」



だって亜香里さんも赤ちゃんも心配なんだもん…。



こんな状態で帰れないよ~…。



あたしと日向は黙って頷いた。



「まだ産まれなさそうだから飯食って来いよ。」

「蓮さんは?」

「俺は産まれたらでイイ。ってか…。メシ何て食えるわけねぇだろ…。」

「じゃあすぐ戻ってくるね!?」



そう言ってあたしと日向は1回病院を出て近くのファミレスで適当にご飯を食べた。



何かお互い口数が少ない。



日向もやっぱり不安なんだろうか…。



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