俺様彼氏と女王様。

食べ終わったあたし達はすぐにファミレスを出て車に乗った。



｢寧音があんなんなったら俺死ぬかも…。｣

｢そんなに辛そうだったの？｣

｢結構…。って言うかマジでちゃんと産まれんのかな…。｣

｢大丈夫だよ!!蓮さんと亜香里さんの子だよ!?｣



あたしも将来産むのかな…。



痛いんだろうな…。



｢寧音との子供とかマジやべぇな!!｣

｢何が??｣

｢想像するだけでカワイイ。早く欲しいかも…。｣



そうだね、あたし達がもっと大きくなって結婚したら子供作って幸せな家庭にしようね？



あたしは女の子がイイな～…。



でも男の子でもイイ!!



日向の子ならどっちでもイイ。



｢俺、絶対寧音と結婚する。｣

｢うん。あたしも日向と結婚する。｣

｢じゃあさ…、卒業したら籍入れねぇ？｣

｢早いね…。｣

｢もう早く俺のにしたい。｣

｢うん。日向と結婚する。｣



亜香里さんの車の中で受けた日向からのプロポーズ。



全然実感が湧かなかった。