俺様彼氏と女王様。
何も言わないギャル軍団に更にキレそう…。



「もういい…。ヒナ、あたしこの子達と遊んでただけ。あたしは意地悪された記憶もないし、これからもされない。だからもう終わりにしよ?」

「何言ってんの?寧音が水まで…」

「いいの!!日向の事好きなだけなんだから。ファンは大事にね?」



そう言う寧音はキレてると言うよりめんどくさそうにしてる。



それを聞いた1年ギャル達は放心状態だ…。



「佐伯先輩…。」

「何?あ、まだ続ける?水遊び。」

「いえ…。何か…すいませんでした…。」



謝った…。



寧音ってすげぇな!?



「寧音と日向のジャージ持って来た。」

「ありがと柊。」



俺は柊太が持って来たジャージを着てから寧音にもう一つのジャージを羽織らせてギャル達の横を通って外に出ようとした。



「日向先輩…。」

「何?」

「本当にすいませんでした…。」



んなの知らねぇよ。



その言葉はシカトして保健室に行った。



「桜に寧音の制服持って来るように頼んだから。下脱がないとパンツに浸透しちゃうよ?」



寧音の髪をタオルで拭きながら申し訳なさでいっぱいだ。



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