俺様彼氏と女王様。
真っ暗な部屋で電気もついてない。



寝てる?



「寧音?」

「ん…。」

「大丈夫か?」

「おかえり~。大丈夫だよ。少し疲れただけだと思う。」

「そうか…。アイス食う?」

「食べる。」



ベッドから起き上がった寧音にアイスを渡して電気をつけた。



確かに顔色がよくない…。



「薬飲むか?」

「いらない。多分疲れが溜まってるから寝ればよくなるよ。」



寧音がそう言うんだからきっとそうだろう。



しかも明日から寧音はロサンゼルス。



大丈夫か?



「お風呂入って寝る。」

「じゃあ一緒に入る。」



寧音が心配過ぎて手が出せん…。



変な病気とか…。



それはナイよな!?



まだ若いしな。



きっとただの疲れだ。



「風邪だったら嫌だから蒼君に会ってないんだ~…。」

「んなの?じゃあ後で今日の蒼写メ撮って来てやる。」

「やった!!」



寧音も蒼斗を溺愛中。



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