俺様彼氏と女王様。
寧音は何も言わないでその場に立ってる。



泣くのか!?



「マジムカつく。」

「はい!?」

「やっぱりあいつら殺す!!」

「ちょっと待て寧音!!頑張って耐えたんだから無駄にすんな!!」

「だってアイツら日向の裸見た~!!」



そこなの!?



何か寧音って変わってる…。



「下は脱いでないし。」

「でもヤダ…。日向が脱ぐのが悪いんだ~!!」



そう言って思い切り腹に寧音のグーが入った。



よろめく俺を更に殴る寧音…。



「痛い!!マジごめん!!やめろ!!」

「バカ日向~!!」



寧音ってズレてんのか?



本物のバカなのか…。



取り合えず殴られ続けて終わった体育祭。



家に帰って寧音とシャワーを浴びた。



「まだ怒ってんの?」

「うん。タダで裸見たあの子たちにヤキモチ。」



妬き過ぎじゃね?と思いながらもそんな寧音が可愛くて仕方ない。



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