俺様彼氏と女王様。
【日向】



今日は俺の運命の日。



仕事を終わらせてから寧音を実家に迎えに行った。



お父さん達はお店に出てるみたいでいない。



「日向!!」



寧音に飛び付かれた。



危ない奴だ…。



「体調は?」

「悪い!!気持ち悪い!!最悪!!ご飯食べれないけど幸せ…。」



そう言う寧音の顔は今までみた事もないくらい優しかった。



母親になるってこう言う事なのか…。



「どこ行くの?」

「ちょっと海まで。寒くねぇ?」

「うん。大丈夫!!」



わりと元気な寧音を車に乗せて海に向かった。



もう肌寒い季節。



寧音の身体が心配だ…。



「気持ち悪い…。」

「止めるか!?」

「イイ…。寝るからついたら起こして…。」



今の寧音に車はヤバイらしい。



助手席で目をつぶる寧音に上着をかけた。



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