俺様彼氏と女王様。
メールでも眠い眠いって言ってた寧音は俺の隣でマジ寝。



こんな細い身体に3つも心臓があるなんて信じられない…。



ちゃんと育つのか心配。



もっと食ってもっと太ればイイのに…。



ってか逆に痩せた気がする。



つわりってそんなにキツイのか…。



亜香里はつわりなかったって言ってたし…。



人それぞれなんだな。



「寧音?着いた。」

「ん…。あぁ…。気持ち悪い…。」

「大丈夫か!?」

「ダメだよダメ…。日向が代わりに吐いてよ…。」



どうする事も出来ない俺を許してくれ…。



車から降りた寧音はやや不機嫌…。



怖い…。



「そのスニーカーかなりイケてんな。」

「でしょ?ヒールは危ないんですよ。」



寧音がヒールのない靴を履いてると背がいつもより低い。



学校にいる時の身長差だ。



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