俺様彼氏と女王様。
日向とお母さんが作ったご飯を食べてるのはあたし以外の人。



見たくもナイよ…。



「ただいま~。」

「おかえりヒロ。」

「うわっ!!日向がいる!!」

「おじゃましてま~す。」

「何!?話しまとまったわけ!?」

「まぁ…。すいませんでした。愛チャンにもお礼言っといてくれる?」

「そう!!そうだよ!!お前俺の愛菜と授業バクッレて何してたんだよ!!」



日向が愛菜と浮気!?



嘘!?



「話し聞いてもらって背中押してもらっただけ。」

「マジでか!?それ以外は!?」

「あるわけないでしょ…。俺は寧音一筋だから。」



親の前でそんな事言わないでよ~!!



本当に恥ずかしい!!



「何かメシが豪華じゃね?」

「王子が作ったのよ~!!ヒロの分はナイけど。」

「は!?自分の息子にメシなくて義理の息子はあんのかよ!!」

「食べて来ると思ったから。」



仕方ないからお兄ちゃんはあたしの分のご飯を食べた。



あたしはマジ食べられない…。



< 607 / 712 >

この作品をシェア

pagetop