俺様彼氏と女王様。
休み時間に寧音を連れ出して裏庭に来た。



ここはサボりの生徒がよくくる場所。



しかもこんな晴れた日は結構人がいる。



今日は特にイチャイチャしてるカップルが多い。



手を繋ぎながら芝生に座って買ってきたジュースを開けた。



「ジュース飲みたい。」

「飲めば?」

「口移しで飲ませて。」

「はぁ!?バカじゃないの!?こんなに人がいるのに!?あんたアホ!?」



だからいいんじゃねぇか。



多分俺って見られると燃えるタイプなんだと思うんだ。



「俺に逆らえる立場だっけ?」

「でも…。やだよ…。」

「10秒以内ね。」



ジュースを渡してカウントを始めると、ラスト5秒でキスしてきた。



おぉ!!



マジでやるとは思わなかったぞ…。



「いい?」

「寧音めっちゃくちゃ顔赤い!!」

「恥ずかしいんだから当たり前でしょ~…。」



赤面中の寧音ってカワイイ…。



女だな…。



< 65 / 712 >

この作品をシェア

pagetop