俺様彼氏と女王様。
屋上に来ても先客がいた。



入学式に俺をカツアゲしようとした3人組が仲良くタバコなんて吸ってた…。



「あっ、日向さんじゃないスか!!」



『日向さん!?』



この前呼び捨てにしてただろ!?



何だその態度の変わり様!!



「知り合い…なの?」



寧音は『このヤンキーが日向の友達!?』と言わんばかりの顔で少し動揺気味…。



違う。



俺らはコイツらとは何も関係ない!!



「この前はすいませんでした!!」

「えっ!?あ、いや…。彼女いるしさ、頭下げるのとかやめてよ…。ねっ?」

「いや、マジで!!日向さんはタダ者じゃない匂いがします!!俺らも心入れ換えて日向さんみたいになろうかと…。」



はぁ!?



最高に意味わかんねぇんだけど…。



「髪型変えたらモテますかね?」

「髪型!?あ、モテるかどうかは…。まぁ、その金髪はイケてないから…。君はダークブラウン系にして佐伯ヒロみたいな髪型が似合うんじゃない?」



何してんだ俺…。



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