俺様彼氏と女王様。
日向の元に帰ればいつも通りに接してる。



弱い所とか、暗いあたしを見せたくないと思うのは、多分強がりだ。



「今日はヒナと寝る。でもしたくない…。」

「寧音?何かあったか?」

「ないよ?ただ甘えたくなっただけ!!」

「そう?おいで。」



日向に抱きしめられて眠ると少し気分が楽になる。



こうしてると日向は何があってもあたしの味方でいてくれるような気がしたから。



次の日も撮影があって、少し憂鬱になりながらも仕事に行った。



今までと何も変わらない。



あたしは安心して次の仕事先に行った。



昨日のは勘違い。



あたしの聞き違い。



大丈夫!!



「あっ!!ごめ~ん!!熱くなかった!?」



売れっ子モデルに来て早々制服にコーヒーをかけられた。



コケたフリ…。



やっぱりあたしはイジメられてるみたいだ。



< 81 / 712 >

この作品をシェア

pagetop