俺様彼氏と女王様。
俺が出来ること…。


必死に考えたけど見つからない…。


蓮司に頼ったらすぐにかたが着きそうだ。



でも、そんなんで寧音を助けたって意味ない。



っていうか、そんなのダサくてできねぇ!!



その日は俺も寧音同様おかしかったかもしれない。



「日向今日何か変だよ?暗い。」



顔に出してないつもりでも寧音には気付かれた。



『疲れてる』そう言って誤魔化した。



早くなんとかしなければいけない。



これは寧音一人の問題じゃねぇだろ…。



俺は次の日、ニーナさんのスケジュールを調べて彼女に会いに行った。



「どうしたの!?」

「ちょっとさ、メシでもどうかと思って…。」

「嬉しい!!でも、あたし最近忙しくて時間が…。」

「夜でもいいからいつか空いてない?」

「明後日の夜ならヒマ!!」

「じゃ、明後日の夜に。」



俺はニーナさんと明後日の夜にホテルで会う約束を取り付けた。



『寧音には内緒ね?』



そう言うとニーナさんは余計に嬉しそうだった。



あんたが寧音潰しの手段を選ばないなら、俺も同じく手段を選ばない。



覚悟しとけクソ女。



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