俺様彼氏と女王様。
本当は日向にすがって泣いてしまいたい。



でも、強がってしまうのがあたしの性格。



それに日向に何か言ったら絶対キレて尋常じゃなくなりそうだし…。



あたしがこのまま耐えればいいのかな?



考えすぎて頭痛い…。



「熱くねぇ?」

「そんな事ない…。」

「熱あんじゃねぇか?」



最近まともに寝れなかったりしたせいで体調を崩してしまったみたいだ…。



日向は寝ずに看病してくれた。



朝起きると日向のベッドで抱きしめられてた。



「ヒナ…。」

「ん?もう寒くねぇ?」

「うん…。ずっと起きてたの?」

「いらぬ気を使うなよ?」



今日も朝から仕事のはずなのに…。



本当にごめん…。



「俺行くけど、仕事は行くなよ?熱高い。俺、今日と明日帰り遅いから…。お前蓮司に送ってもらって実家帰れ。」



あたしがここにいたら日向に余計負担をかけてしまいそうだから帰ることにした。



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